【栄えるか滅びるか】これから始まる長野駅周辺の再開発【高層ビルの計画も】

信州情報
長野駅

再開発によって綺麗になった長野駅東口。今度は長野駅西口周辺で始まる改革をご存知ですか?

数十年に一度の大改革が長野駅周辺で始まろうとしています。

高層ビルの建設や、アゲイン、もんぜんぷら座の建て替え等が行われるようです。

長野市が公表している資料をもとに探っていきます。

資料のリンクは本サイトの最後に添付しましたのでご覧ください。

良かったら最後まで読んでください!!

長野駅周辺の現状

長野駅周辺は、市民が望んでいる街とは大きく乖離してしまっています。

長野駅から善光寺にかけて魅力的なカフェやお店がたくさんありますが、大型ショッピング施設はMIDORI、シーワン、東急百貨店、ドンキホーテ程度しかありません。

学生が学校終わりに遊ぶ場所、観光客が時間調整をできるような場所、市民がショッピングを楽しむ場所が長野駅周辺にはほとんどありません。また夜遅くまで開いているファストフード店が無いことも話題になりました。

このような現状を打開するため、長野市は「長野中央西地区市街地総合再生基本計画」を発表しました。

この計画はとてもよく練られていて、読んだ時驚きました。その中で一部ピックアップしてご紹介します。今後下記内容は全て大きく変わる可能性があります。

長野駅周辺が変わろうとしている!

末広町再開発

長野市HPより

2022年1月には日本経済新聞、8月には信濃毎日新聞でも取り上げられましたが、末広町一帯の再開発が計画されています。2023年11月の記事では詳細な内容が明らかになってきました。

最新の記事はこちらです↓

長野駅前にタワマン計画 千石劇場や飲食店街を再開発:朝日新聞デジタル
長野市のJR長野駅善光寺口に近い一画に、地上28階建て、高さ約100メートルのタワーマンションが計画されていることが8日、明らかになった。完成すれば県内で最も高い建物の一つとなる。大規模な再開発事業…

マンションや商業施設との複合施設で、一番の目玉となっています。

画像の奥の高い建物がマンションで、手前の建物が商業施設や事務所になるようです。

手前の建物は8階建てで商業施設や事務所が入る予定です。奥のマンションは28階建てで200戸ほどになるようです。

2024年までに事業化を目指すとのことです。

長野駅から善光寺に行く際の通り道でもあり、とても良い立地のため商業施設がどうなるかが気になるところです。

商業施設の内容次第で、賑わう可能性が大きく変わるのではないでしょうか。商業施設の規模にもよりますが、大手ショッピングモール運営会社に運営してもらいたいと筆者は思います。この再開発次第で、今後数十年間長野駅周辺が今のままか、それとも活気が出るのか大きく変わると言っても過言ではないほど大きな再開発だと私は思います。

ショッピングモールのようにたくさんのお店が揃って、学生からご年配の方まで1日過ごせるような施設になればいいですね。

今後の発表を楽しみに待ちたいと思います。

施設内容:商業施設、マンション

住所:長野市南長野末広町

敷地面積:約6000㎡

高さ:28階(約100m)

地権者らが加入する団体が主体となる再開発事業

場所はこちらです↓

※内容は大きく変更する可能性があります。

※2023年6月に行われました長野市議会定例会でもこの再開発事業について取り上げられました。中央通りを挟んだ西側(西友側)も連動して再開発が行われる可能性があるとのことですが今後どうなっていくでしょうか。

長野市議会インターネット議会中継-録画中継

アゲイン建て替え

2023年6月現在。ほとんど解体されている、、

2022年7月に閉館した商業施設アゲイン。たくさんメディアにも取り上げられ、注目度の高さが分かります。

アゲインになる前は長崎屋が入っており1970年にビルが完成しました。50年経っており老朽化も進んでいました。

4月26日に公式HPで閉館が発表されましたが、それより前に作られている長野市の資料では既に建て替えについて言及されていましたので、長野市もアゲインの建て替えを把握していた可能性が高いです。

アゲインの所有者は、東京建物と穴吹興産ですが、今後については発表されていません。傾向を踏まえると、ブリリアタワーと呼ばれるマンションになるのではないかと予想しています。

末広町とアゲイン、どちらにも大型商業施設ができれば最高ですが、現在の長野駅周辺のポテンシャルでは客の奪い合いになり、共倒れしそうで怖いですね、、ただ、どちらにも「大型商業施設を作らない」ということだけは絶対に避けて欲しいなと思います。

今後の情報を待ちたいと思います。

2023年7月12日追記↓

15階建291戸の長野県内最大級のマンションができるようです。一階は商業区画になるそうです。正式発表がありましたら再度更新します。

【独自】アゲイン跡地に長野県内最大規模のマンション 291戸、地上15階建て 長野市|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
長野市中心部で昨年7月まで営業した大型商業施設「again(アゲイン)」の跡地で、総戸数291戸の地上15階建て大規模マンションを建設する計画があることが11日、分かった。1階には店舗向けに2区画を設ける計画。事業を手がける不動産大手の東京...

新田町交差点再開発

もんぜんぷら座やトイーゴがあり、長野県初の信号機設置と長野県初のスクランブル交差点がある「新田町交差点」です。

もんぜんぷら座建て替え

もんぜんぷら座は2031年までに取り壊されることが、信濃毎日新聞によって明らかになっています。

【速報】長野市街地の複合施設「もんぜんぷら座」取り壊し方針 長野市、31年度までに|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
長野市は16日までに、中心市街地にある複合施設「もんぜんぷら座」(新田町)を2031年度までに取り…

もんぜんぷら座の建て替えについては以下のように記載があります。

民間との協働により市民生活・活動に必要な機能の導入し、市民利用の促進を図る。

想定する導入機能:文化、交流支援、オープンスペース他

長野市HPより

現在のもんぜんぷら座の活用方法をさらにアップデートするような建物になると思われます。

長野市HPより

近隣住民を交えた検討部会が定期的に開かれており、無作為に選ばれた市民へのアンケートによると、「飲食や物販などの商業サービス」と、「カフェなど居心地のよい空間を備えた図書館」が上位2つを占めているそうです。実現するためにはもんぜんぷら座跡地だけでは解決しないため、近隣の82プラザ長野ビル周辺等の新田町交差点一体を今後議論していくそうです。

私個人の意見ですがとても良い方向に進んでいるのではないでしょうか!!

「もんぜんぷら座」の跡地には子育て支援や商業機能 検討部会|NHK 長野県のニュース
【NHK】老朽化のため取り壊される長野市中心部の複合施設「もんぜんぷら座」の跡地利用を考える検討部会が開かれ、このエリアには子育て支援や商業などの機…

長野駅西口再開発

長野駅西口では、高速バスの乗り場が改善されるようです。現状では各バス会社ごと、乗降場所が異なっており、東口に乗降場があるバス路線もあります。またバスの停車中は1車線分、道を塞ぐこともあり改善が望まれている状況です。

高速バス乗り場が1つになることは利用者の立場からすると、とても分かりやすく利便性も良くなります。

ただ長野駅西口には、高速バスが止まることができる場所が余っていません。どのようにしてバス乗り場ができるようになるのか楽しみです。

ながの東急百貨店駐車場立体化

次は、ながの東急百貨店横、第一駐車場です。この駐車場は、休日になると駐車する車の列で渋滞が起こります。

また基本的に1階と2階のみの駐車場ですが、今後立体駐車場化される可能性がありそうです。

もし立体駐車場になった際は、そのまま百貨店に行くことができるデッキができれば良いなと個人的には思います。

鶴賀南千歳町駐車場立体化

トイーゴ駐車場から少し南に行ったところにある、駐車場も立体駐車場化が検討されているようです。

今後の展開に注目していきます。

最後に

今後数年間で長野駅西口周辺は一気に様子を変えることになりそうです。

今後須坂市にイオンモールができることによって、長野駅周辺も大きく影響を受けることになります。イオンモールのせいにするのではなく、商店街や商業施設がイオンモールに勝てるような施策を打ち魅力を高めていって欲しいです。

住民からすると、イオンモールで買い物したり長野駅で買い物したり、ショッピングの選択肢が増えることはとても良いことですよね。

30年前ほど前から全国的に、車の普及によって郊外に駐車しやすい大型のお店がたくさんできました。そして中心市街地はドーナツ化現象と言われ、人口が減り衰退してきました。それなのに長野市は、一貫して長野駅を中心とするコンパクトシティ化を目指してきました。結果、郊外の篠ノ井にできるはずだったイオンモール計画は中止になりました。(郊外へのイオンモールの建設を認めない動きは近隣の福井市、金沢市、富山市、甲府市も同様です。これらの都市にもイオンモールはありません。金沢市に近い白山市や、富山市に近い高岡市に巨大なイオンモールができています。甲府市に近い昭和町にもイオンモールがありますが、甲府市による反対により規模を大幅に縮小しオープンしました。)

長野市のコンパクトシティ化は大外れと思われてきました。

しかし近年、何十年も言われ続けた「ドーナツ化」は死語になりつつあります。核家族化、高齢化、テレワーク等の要因で、公共交通機関の充実している中心市街地への都心回帰が起き、長野駅周辺の人口は増えています。長野市のコンパクトシティ戦略に追い風が吹いている状況です。

コンパクトシティ戦略で長野駅周辺を含む中心市街地がどう生まれ変わるのか、とっても楽しみです。

本日紹介した長野駅再開発につきましては、下記サイトの情報を抜粋しました。良ければご覧ください。

長野中央西地区市街地総合再生基本計画の策定について

最後までお読みいただきありがとうございました。

イオンモール須坂の記事はこちらです↓

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